松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

瓦礫受け入れが進んでいる

知らない間に、瓦礫受け入れが全国至る所の都道府県、市町村で決定されてしまっているようです。
あらま!


だいたい、瓦礫なんてものをなんで膨大な運搬料金を掛けて運ぶ必要があるのか。阪神大震災(六甲大地震)の時は1年後にはには瓦礫はもうなかった。いま瓦礫が地元で処理できずに余っているのは「国の方針」のせい!らしい。
いったいどういうことなのか?


現在一応の主人公である環境省のデタラメという点を突いた、@mojimoji_xさんのツイートを掲載させてもらいます。

瓦礫問題でいかに環境省がデタラメやってきたか、ざっと書いておきます。


1)去年の夏前に焼却処理の安全性の検討。「バグフィルターで99.99%取れる」と結論したが、なぜかその議事録は非公開。「岩手11年分宮城19年分」と広報したが、それは通常の廃棄物量で除した物。仮設含む処理能力で除算すると、環境省の予定より1年弱余分にかかるだけになることが判明。


2)だけど、そういうことはほっかむりしたまま、8月末に関連法案の改正をロクに審議もしないで通し、都道府県に要請を下ろす。その後、大阪では検討会議が開始。しばらくして、東京では石原知事の独断で焼却開始。東電の子会社が請け負ってまた儲ける。


3)あちこち反対運動が盛り上がる中、年が明けてようやく東京新聞がまともな批判報道をする。1月21日にバグフィルター安全神話批判、2月15日には瓦礫=復興足枷論批判。反対運動の強さもあって、神奈川では受入れが頓挫、大阪市も市長が市議の質疑で集中砲火を浴び、受入れなど無理な情勢に。


4)その直後、読売新聞に一面広告。朝日新聞に見開き広告。阪急電車に中吊り広告。テレビでは毎日広域処理大キャンペーン。1月まで街宣してても「瓦礫って何?」だったのに、突然問題の認知度が高まる。今じゃ知らない人の方が少ない。


5)要するに、年明け2月まではコッソリ進めようとしてきたが、標的の神奈川・大阪で止められた後、物量宣伝&まだ反対運動が育っていない全国各地に乱れ打ちで要請という戦術に切り替え。併せて追加財政措置に焼却炉建設費の補償等予算も大盤振る舞い。すると、次々自治体が手を挙げるわかりやすさ。


環境省はそもそも瓦礫の広域処理を進めているのだから、「対話を」と言うなら、まずは止めてから言うべきでしょ。DV男が殴るだけ殴った後で「話し合おう」とかでも気持ち悪いだけなのに、殴りながら言うとかコントですよ、コント。
http://twilog.org/mojimoji_x/date-120331

 政府は、もう、ある程度知ってる人を騙そうとすら思ってないですよ。「まさか政府がそこまでひどいことはしない」と思ってる大多数を騙し続けることしか考えてないんじゃないかな。
posted at 20:49:12
https://twitter.com/#!/mojimoji_x/status/186057555708084225