松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

笠原多見子衆議院議員インタビューとか

突然ですが、他人の米欄に書き込んだのでこちらにも転載しておきます。


読んでいただいてありがとうございます。


「起訴したのは検察審査会であるから」私は極めて歪んだ人間で政局とかにはうとい。で「検察審査会」という言葉からは、ニュートラルな国民の代表というイメージを受けるが実はそうでもないのでは、という意見もある。それが間違いなら教えていただけばこの点には譲る用意がある。
「小沢の証人喚問要求拒絶は不当だ」そうなんですか分かりません。
「刑事責任と政治的責任は別だ」そのとおりですね。起訴されようと有罪になろうと政治家としては国会の議決以外には拘束されるべきではないと考えます。
「simotukare氏のことを北朝鮮シンパ呼ばわり」したような表現もあったかもしれない。ただ私が言いたいことは、民主勢力とか左翼とか、政治を語るときはそうした勢力とか旗印とかにおいて物事を考えるべきだという思想傾向は良くないと思っているということです。


そうした考え方において、例えばエジプト革命は、米国の差し金だとかすぐにイスラム過激派に乗っ取られるといった、ものごとを既成の価値配置に還元する思考法に反対するということです。 まあそれは恋愛を相手の年収や美貌に還元する思考法と大差ない訳です。


というわけで私は政局の話は嫌いだけど、ちょっと動画をみた感想を書きます。


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マニフェストは国民との約束。党首投票はたかだか身内の投票。後者の方を重視するのは、民主主義の本志ではない。というのが岩上さんの意見。 マニフェストに掲げた個々の論点でやろうと思えばできることはたくさんある。それをなぜ先にやらずに、他の事に熱心なのはおかしい、と笠原多見子議員。

笠原多見子衆議院議員インタビュー 2011年2月17日 – Web Iwakami http://iwakamiyasumi.com/

笠原多見子衆議院議員インタビューというのを聞いてみた。笠原さんという名前は初めて聞いた。私は別に議会制民主主義にさほど思い入れはないので投票はするが別に誰にも期待はしない。今回興味を引かれたのは、 笠原議員が私は比例代表で選ばれたからマニフェストに忠実であるべきだと思っている→

→ と真顔で語ったこと。私もはっきり言って今まで「マニフェスト」なるものを真剣に読んだことはなかった。どうせ綺麗事が書いてあるだけでしょ、そうした文言に対しては、インテリほど斜めに軽く見るという傾向があった。宣長から吉本まで真面目な正統論を嫌ってしまうのが日本の伝統である。→ 

マニフェストは建前と本音のうち、建前になる。建前なんてものはその時だけやり過ごせば良いのもので重要性がない、というのが戦後支配階層の常識だった。笠原氏の真面目さはこの常識を破るもので、新しいし評価してもよいと思う。
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