松下昇への接近

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北朝鮮飢餓の危機か

 北朝鮮の食糧難を警告する声が高まっている。

 国連食料農業機関(FAO)は23日、北朝鮮を、「食糧援助が必要な危機的国家」に分類し、「今年は166万トンの食糧が不足するだろう」と予測している。フランスの日刊紙「ル・フィガロ」もこの日、世界食糧計画(WFP)の発表を引用し、「昨年北朝鮮は洪水により穀物の収穫が例年に比べて25% 減少した。ことしは深刻な飢饉(ききん)となる危機にひんしている」と報じた。

 北朝鮮の専門家や脱北者たちは、「大量の餓死者が出た1990年代中ごろの“苦難の行軍”当時と同じような状況が現れつつある」と指摘している。また別の消息筋は、「昨年末に1100ウォン(約115円)ほどだったコメ1キロの価格が、労働者一人当たりの月収である2500ウォン(約261円)にまで上がった。1990年代の中ごろにもコメの価格が月給ほどにまで上がり、配給も途絶えたことから餓死者が大量に発生した」と述べた。平壌市民へのコメの配給も今月からストップしているという。
(後略)
http://www.chosunonline.com/article/20080424000032