松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

イスラエル国家消滅の可能性

 イスラエルはいずれ消滅するだろう。私は、イスラエルが何らかの形で共存する道もあるかもしれないと、以前は期待していたが、もはやそんなことは不可能である。もうこうなっては、この国家が出来るだけ速やかに歴史から消えてゆく事が、人類にとってもユダヤ人自身にとっても最善の道である。
 そのあとに、オスマン帝国の後継者のような、何らかのイスラム帝国イスラム合衆国)ができるだろう。その中に、サウディ・アラビアやクウェートの王侯たちの占める場所はない。彼らは、パーレビのように国外に出るしか途はない。かくて、エジプトからイランまで、緩やかなイスラム民主主義連邦が出来上がり、やがては、パキスタンアフガニスタンはもちろん、アフリカの数カ国もそれに参加するだろう。
http://blog.livedoor.jp/easter1916/archives/51439783.html

 田島正樹先生がこう書いておられる。「イスラエルはいずれ消滅するだろう」という発想にであったことがなかったので、びっくりした。
 しかしまあ考えてみればとっぴな話ではない。イラクで米軍が成功を納められず敗北していく可能性は十分高い。米国内のイスラエルロビーも万能ではない。豊富な金と力で押して押して押しまくる形でバランスをとっていたイスラエル国家。バランスが崩れれば崩壊する可能性は大きい。
 危機が来ればイスラエル人たちはいち早くディアスポラするだろう。米国もヨーロッパももはや彼らのことを拒否していないのだから。
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もう一つのテーマは世界戦争の危機。

 問題は、その前にイスラエルが冒険をおかしてアメリカを戦争に引きずり込み、世界を破滅の危機に巻き込む危険である。ブッシュ一味がアメリカの権力を去る前に、彼らが最後の賭けに出る危険が大きくなっているのである。
http://blog.livedoor.jp/easter1916/archives/51439783.html

 こちらは考えたくない可能性だ。しかし可能性はあるのだろう。

ヨーロッパがミサイルだらけになっている。

 仮想敵は明らかに中国も含むAA諸国とロシアだ。急速に力を付けているロシア、中国、インド、そしてアラブ諸国北アフリカ諸国。

 ここまで武装して、さらにトルコあたりにMDを配置したら、即刻世界大戦が起こりかねない。
http://d.hatena.ne.jp/oono_n/20080311

 田島先生とはまったく傾向の違う方もこう書いておられた。


 金もないのに(金をどぶに捨ててもいいじゃんと?)イージス艦を何隻も購入している日本はどうする。とりあえずイラク戦争からは手を引くと宣言すべきだろう。 どうせ日本の支配者はアメリカべったりだからという思考停止からは脱却すべきだ。
 反戦とは価値ではなく、戦争に反対することだ。