松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

学者=国家の小役人

ぼくら戦後派にとっては、坐りながらにして外国思想を料理していられるような静かな書斎など、はじめから与えられてはいなかったのだ。ぼくらは戦後のドサクサの中で、日本における学者とは要するに明治絶対政府によってデッチ上げられた国家機関の小役人にすぎぬことを、はっきり知ってしまった。しかもその点においては、進歩派も反動も大したちがいがあるとは、ぼくらの目には映らなかったのだ。(368ページ)
http://d.hatena.ne.jp/asin/B000J9CJQ0 サルトル哲学序説 (1972年) <<

「国家機関の小役人にすぎぬ」というのは、現在の日本の学者を見てもまったくそのとおりにしか見えません。
http://d.hatena.ne.jp/zarudora/20080301/1204396368 より

大学解体派の裔(すえ)としては、コピペせざるをない!