松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

ノープランとは何か?

いとうせいこうさんがTシャツを作成しようとしたきっかけ。

 色々と話しているうち、俺は暑くなってジャケットを脱いだ。
 中に着ていたのは古い上海灘の長袖Tシャツで、胸に大きくアジアの老人の写真が写っていた。
 それを見て、修さんが言った。
ビルマの坊さんがデモしてる写真をさ、こういうTシャツにプリント出来ないかな? 俺、絶対着ちゃう。どこへ行くにも着ちゃうよ」
「あ、じゃあ、シンボルカラーのエンジ色がいいですね。で、背中に『俺たちだって仏教徒なんだからな!』(WE ARE BUDDHIST,TOO)って英語で入れよう!」
「いい、いい! つまり、それ着て歩いてるだけでさ」
「デモになっちゃうTシャツ! 俺、それ着て洞爺湖サミット、見に行っちゃう!」

 ということで、Tシャツを作ることは決定。
 買ってもらった代金は、ひとまず『ビルマ民主の声』に送る。
 もしもミャンマー国内に信頼し得る民生機関が出来れば、そこに送る。

 そして、ここからが重要なのだが、プロジェクトはノープランなのである。
http://ameblo.jp/seikoito/entry-10051101283.html