松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

テロとの戦いに勝利はないが、、

テロというのは国家と違い、基本的には武装勢力であって、最終的に殲滅されるということはあり得ない。むしろ、テロとの戦いを続ければ続けるほど、武装勢力の反感を生むのであって、結果として、アメリカの希望する「テロとの永久戦争」が続くわけである。

アフガニスタンの治安の安定には、まずアメリカ軍が撤退することが重要だろう。その上で銃火器の紛争地域への輸出を監視する国境監視団を結成するべきである。その結果として、米具撤退後のしばらくは部族同士の殲滅戦が続くだろうが、やがてそのジェノサイドも収まる。要するに、ほうっておくのが、テロとの闘いを集結させる唯一の道である。

それとは別に、日本にとってシーレーンの防衛、特に公海における海賊からの防衛が重要なのであれば、国連決議を取って、多国籍監視団を結成するなりして、海上自衛隊を派遣すればいい。そのために、自衛艦が給油なり、給水するというのであれば、道義的にも反対する理由はない。例えば、以下の報道にあるように、数は少ないが「海賊出没問題」というものは存在する。
http://amesei.exblog.jp/6512334/

アルルの男、ヒロシさんの意見。妥当だと思う。
「テロとの永久戦争」がアメリカの希望とは、産軍複合体が兵器を消費するためということかな。