松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

掛詞

「Bashoは場所である場合、芭蕉ではありえない」という背反律に従うという前提でKouさんは考えておられるようだ。
だがCMコピーや詩の世界ではその否定の方が常識である。
 例えば、大滝詠一の名曲「A面で恋をして」。A面とはレコードのA面であると同時にエーメン(アーメン)である。
なぜこの例を出したかというと、エーメン(アーメン)という言葉(声〜歌の一部)を大滝はある文化(R&B)の精華を表徴するものとして引用〜使用しているからである。
Bashoにおいて、大滝ほどの文化への愛とオマージュが存在するかどうかは分からないが、でもいくらかは存在するのは確かである。
(7/9記)