松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

終わっている/終わっていない

ドイツにとって〈宗教〉の批判は本質的にはもう終わっている。そして宗教の批判はあらゆる批判の前提である。
カール・マルクス

宗教に〈 〉を付けてみました。
わたしたちにとってはもちろんこれは、〈(つねに幾分か宗教的含意を否定できない)日本〉への批判、として読み替えられる。
そしてマルクスが200年近く前に確定したはずの「終わっている」が、日本では終わっていない、という21世紀の逆説。*1

*1:「朝生」で、憲法1条が論議される事自体がタブーだった時代を変えるのは悪いことではない。私は1条に賛成ではない、と言ったような辻元清美発言(不正確)を聞きながら、