松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

正義・真実・尊厳

 わたしは1992年に「慰安婦」として名乗り出ました。正義を求めたこの10年の苦闘の後、「女性国際戦犯法廷」が、ずっと思い焦がれてきた正義をわたしに与えてくれました。わたしたちに耳を傾け、真実を求めてわたしたちに尊厳を返してくれた裁判所は、これが初めてでした。
(トマサ・サリノグ)
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文章を読むのも一期一会、真剣勝負たりうると思う。正義・真実・尊厳などという言葉はもちろん軽々しくは使えない言葉である。サリノグさんの上の文章は彼女にとって真実でありそのことによって普遍にも到っている。(とわたしは感じる。)