松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

21歳未満の「慰安婦」の存在その他

(野原)
一読者さんへ。
遅くなって失礼しました。
まずハンドルネームについて。
ハンドルネームは発言者の人格を表示するためのものです。「一読者」って一体なんですか?あなたが文章を書きわたしが読んだら私も(あなたの文に対して)一読者でしょう。無意味に誰にでも当てはまるのはハンドルネームにふさわしくないから、特定の意図を持って「一読者」と名乗ったものと思われます。「ななし」と同じ、発言だけはするがその発言に責任を取らないという思想性を予め表示しているのでしょうか。
それとも一読者と下手に出て、ブログ管理者として如何なものか云々とケチを付けるためのポジション取りなのでしょうか。

>>>相手の言い分をまとめるフリをして、自分の都合のいいように捏造編集しようとしないで下さい。
無意味に喧嘩を売らないように。

そしてまず最初の確認からつまずいてしまう。
野原☆1).オランダ人と日本人以外で、21歳未満の「慰安婦」が沢山居たことは認めるか?
一読者)私は、21歳未満と主張する慰安婦の証言は、信用性の怪しいものしか見たことがないので、多くの歴史資料を渉猟されている事がうかがえるあなたに、ぜひ信用性のある資料をご紹介いただきたい。

わたしは資料を出せるか出せないかという議論をする意志はありません。
「21歳未満の「慰安婦」が沢山居た」と信じたくないが、いなかったとは断言せずに、のらりくらり逃げ回りたい。
があなたの出発点ですね。

あなたとの議論をどうやったら始めることができるでしょう?!

☆3.質問三つ目
>>>私は、21歳未満と主張する慰安婦の証言は、信用性の怪しいものしか見たことがないので、多くの歴史資料を渉猟されている事がうかがえるあなたに、ぜひ信用性のある資料をご紹介いただきたい。
あなたは慰安婦の証言すべてを信用性の怪しいものとみなしているのでしょうか? そうでないなら信用性を認める慰安婦の証言はどのようなものですか?
なお、野原は多くの歴史資料を渉猟したりしておりません。そういう努力には大きな敬意を表しますが。ヴィトゲンシュタインフーコーの言説分析をヒントに慰安婦議論それ自体の様相の核心をつかみたいみたいな不明確な欲望をもっています。

☆1−2.オランダ人と日本人以外で、21歳未満の「慰安婦」が1割以上居たことは認める。これくらいは認めて話を前に進めましょう。だめですか?
私の論理ではこれと、「慰安婦制度に軍又は国は主体的に関与している」を認めれば、日本はもっと真摯に反省を表明すべきだという結論になる。

☆4.
>>>その法意識は、ベトナム戦争時の慰安婦についての法的責任がほとんど問題となっていないこと、奴隷貿易や黒人奴隷制度などの法的責任がほとんど問題となっていないことと同様、不平等であっても法の限界でしょう。そして、主として法的責任が問題となっている以上、条約で解決済みなのに責任追及するのは、ごり押しでしょう。
いま何処で、法的責任が問題となっている のでしょうか?

むしろ問われているのは、戦後の原点でしょうか。
ナチスの悪を明確に裁いていくことが「反省」というドイツの戦後の原点でした。日本もすこし不明確でしたが大日本帝国の悪を反省し「平和と民主主義」の戦後を経営してきました。
「平和と民主主義」という看板はイデオロギーとしての側面もあったが、一面日本が国際関係のなかでやっていくための看板でもあったのです。ところが安倍首相は戦後レジュームの総決算と言いだした。「反省」という原点を表現した河野談話を否定しにかかっているなと中・韓は敏感に反応し、今回アメリカを通して河野談話再確認というプレッシャをかけてきた。
今回のプレッシャに対し、今までのような「証拠がない」という回答は無効です。問われているのは慰安婦の実体です。あやういバランスのなかで辛うじて成立させた「慰安婦に対する日本国家の責任と謝罪」を破壊しようと安倍首相はしている。

☆5.
で、まあ慰安婦制度に軍又は国は主体的に関与していないというあなたの主張が問題であるわけですが。