松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

「産む機械」発言の反響

この絵の引用は梶村氏の下記のような主張と不可分なものなので以下に全文引用する。

    「産む機械」発言の反響

梶村です。
(写真も掲載できるようなので、また受け継ぐ会MLだけでなく、国会関係者にもBccで送らせていただきます)

柳沢大臣の発言は、共同通信の配信を引用する形で、ロイター、AFP, BBCなどがこぞって報道しましたので、世界中で一夜にして知れ渡っています。ドイツ紙も大きな記事ではありませんが、例外なく報道しています。おそらく「謝罪だけで済ます」と、その事自体が問題にされてさらに大きく報道されるでしょう。

日本では聞き慣れないこの言葉は、欧米では古くから使われており、現在では女性差別に使うことなど論外です。
現在では、環境や動物保護の関係で「ニワトリを産む機械として扱ってはならない」といった関連で使用されることが普通です。それを厚生大臣が自国の女性に対して使ったものですから報道されるのも当然です。

ここで、徹底的に追及して辞職に追い込む必用があるでしょう。

なぜ、欧米では、この言葉に敏感なのかを、以下代表的な例を挙げて説明しておきますので、議会等で追求する参考にして下さい。

産む機械・Gebaermaschine・Birth Machine」という言葉は、古くから女性に対する差別用語として使われてきたことです。
特に第二次世界大戦中の日本の「産めよ増やせよ」もそうですが、ナチスドイツの人種主義がアーリア人種女性を「産む機械」として実行したことは有名です 。(レーベンスボルン計画):
・ナチの子供
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%81%E3%81%AE%E5%AD%90%E4%BE%9B

さて、スイスに世界的に有名なギーガーという芸術家がいます。
・H・R・ギーガー
http://ja.wikipedia.org/wiki/H%E3%83%BBR%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC

日本では、映画のエイリアンで有名になったらしいですが、この人の代表的な彫刻とグラフィックに「産む機械」があります。

そのプリントが売り出されており観ることができます:

http://www.hrgiger.info/cgi-bin/mivavm?Merchant2/merchant.mvc+Screen=PROD&Store_Code=HGWV&Product_Code=eloxal_gebaehr&Category_Code=alueloxal
ギーガー「産む機械」アルミ印刷