松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

君をいのる

色まさる松こそ見ゆれ君をいのる春の日吉(ひよし)の山のかひより(慈円)(拾玉集)
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/jien.html 慈円 千人万首

上記サイトによる【通釈】「緑の色がいつもよりあざやかな松が見える。君の長久を祈る、春の日吉の山の峡から。」
「君」とは辞書によると、天子、貴人、主君など。この場合はやはり天皇でしょうね。なおサイトによる【語釈】の追加「◇日吉の山 日吉大社の背後の山。「(春の)日、良し」を掛ける。」お正月っぽい歌ですね。