松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

山陰中帰連会員 鹿田正夫さんのお話、などの案内

 すべての人に伝えたい
 〜 撫順の奇蹟 〜

 事実を知ること、そして伝えること
 == 戦争加害の事実を語る意味 == 


 アジア・太平洋戦争において、多くの若者が軍人として中国の人々を虐殺し中国から資源を奪いとるために、駆り出されました。この元軍人たちは日本軍国主義天皇制の信奉者として武力で中国に押入り、「殺しつくし、奪いつくし、焼きつくす」、いわゆる三光作戦を実行し、中国の人々に言葉では表現できない残虐な行為を重ねてきました。

 その元軍人たちが、自らの残虐行為を認め反省し謝罪し、そして、二度と戦争を起こさない日本にするために、戦争の自己体験を語り続けています。今回、講演をお願いする鹿田さんも、自分が中国の人々に対して行った残虐な加害行為の事実を証言し続けています。鹿田さんの証言のもつ意味は、鹿田さん自身の中国の人々に対する謝罪であると同時に、私たちに対しては、二度とこのような戦争を引き起こす日本にするな、という心底からの叫びです。

 事実を「知らせることの大切さ」、「知ることの大切さ」を鹿田さんの講演から学び、侵略の事実を広く社会に知らせていく活動を大切にしていきたいと考えています。
多数の皆さんのご参加をお願いします。

12月2日(土)午後13:30〜17:00 (開場:13:15)
会 場 たかつガーデン たかつ東(8階)
近鉄【上本町駅】から 徒歩3分
地下鉄【谷町九丁目駅】から 徒歩7分

参加費:¥1000

1部
◎山陰中帰連会員 鹿田正夫さんのお話とディスカッション

2部 
◎受け継ぐ会関西の活動紹介

お 話 鹿田 正夫さん
1918年島根県生まれ。
1941年東京善隣高等商業学校卒業後、上海華中蚕糸(日華合弁)株式会社入社。
1942年浜田西部第三部隊入隊(現役兵、当時24歳)。以後約3年間、
華中湖北省当陽県在第39師団232連隊において日夜戦闘に参加。
1945年6月第39師団満州に移動。四平街にて敗戦。9月、軍事捕虜として
シベリアで約5年間、強制労働。
1950年7月中国撫順戦犯管理所に戦犯として約6年間抑留される。
1956年8月中国軍事法廷において寛大政策により不起訴、釈放。
9月、15年ぶりに帰国。1957年5月中国帰還者連絡会結成。全国委員の一人
として反戦平和・日中友好運動に参加。
証言及び出版活動等を積極的に実践。
2002年高齢化のため中帰連は解散するも山陰支部は解散せず現在に至る。

★交流会:18:00〜20:00(予定)
参加ご希望の方は予約が必要です。
090−8860ー9961(竹本)
または電子メール:uketugu@kansai.email.ne.jp 宛お申し込み下さい。

主催:中国帰還者連絡会の事業と精神を受け継ぐ
撫順の奇蹟を受け継ぐ会関西支部
〒 533-8799 大阪市東淀川郵便局私書箱17号