松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

造反有理と放伐論

 が、本書の著者は権藤の思想をけっして論評しない。わずかに孟子の伐放論に傾倒していたことを説明するだけだった。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0093.html
松岡正剛の千夜千冊『権藤成卿』滝沢誠

 教育勅語の思想体制が、造反有理放伐論という思想を一片も含まなかったとするのは、戦後的偏見であり間違いである。*1

*1:そうだとすれば515事件や226事件がおこった事情が説明できない。また彼らが気が狂ったテロリストだという理解も(あたりまえだが)間違いである。