松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

東ティモール情勢の単純な図式

http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/77047f27c51cfcccadefad47cc02bf12
というブログに、「東ティモール情勢の単純な図式」という短い文章が載っていた。

アルカティリ首相は、驚くほどタフな人物だが、彼の運命はすでに決まっている。今回の東ティモールでの動乱は、決して偶発的なものではない。意図されたものだ。何度も述べているように、マリ・アルカティリ首相の追い落としが目的だ。誰が追い落そうとしているかも、すでにさんざん述べてきた。すべて周到に準備された計画なのだ。アルカティリ首相に勝ち目はない。

アルカティリ首相は、典型的な”悪玉”に仕立て上げられた。いわば、サダム・フセインミロシェビッチと同じだ。世界には、次のような記事が配信された。
(略)
この”悪玉”を倒す”善玉”が、カリスマ人気のグスマン大統領とノーベル賞のラモス・ホルタ大臣だ。役者も揃い、世界はさんざん繰り返されてきた勧善懲悪のお約束ドラマを見るだけだ。当然、結末は見る前から分かっている。
(略)
ホルタ大臣は東ティモールの臨時の首相になり、来年の選挙で正式に首相に選ばれるだろう。
グスマン大統領も再選されるだろう。
そして数年後には、オーストラリアはティモール海の資源のほとんどを手に入れているだろう。

わたしは、東ティモールについて何も知らない。とすれば、上の記事を判断できないわけだが。昔“心情三派”という言葉があったがまあそんなもんだ。*1

*1:アチェについても知らないが、権益の確保をねらう外部からの巨大なパワーが理不尽を通すために地域社会を無茶苦茶にするといった話だったように思う。そのような脈絡で上の記事も読んだ。