松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

「君が代」推進に反対しよう!

◆ まさか?「君が代」免職が始まろうとしている?

 2003年10月23日に出した通達で東京都教育委員会(以下、都教委という)は、「君が代」斉唱の際、不起立・伴奏拒否をした教員に対し、懲戒処分をすると発表。2年間で311名の教員を処分しました。しかも、都教委は1回目は「戒告」ですが、2回目「減給1月」、3回目「減給6月」と、累算式に処分量を加算しており、全国的にもこうした処分の例はありません。

 すでに05年度の入学式で、根津公子さん(立川二中)には「停職1月」を発令しました。また、その時「減給6月」だった河原井純子さん(調布養護)は、この1月25日に行われた周年行事の不起立で、「停職1月」が心配されています。「君が代」強制はおかしい!と声に出し、行動する教員たちに、停職そして免職すら危惧される事態です。都民の60〜70%は、こうした「君が代」の処分付き強制に反対しています(昨年5月に東京新聞朝日新聞が行った調査)。

こんな流れをくい止めましょう。子ども達の未来がかかっているのですから。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/toukyo-syomei.html 都教委は、「君が代」不服従の教員を停職処分にするな! 免職(解雇)にするな!

 うーん。私としては「国を愛する」ことを一旦は真面目に受け止めようと、特攻隊員の遺書から始まって『夜明け前』平田篤胤などまでいろいろ読んで考えて見ました。で、結論。
 現在の状況下で「君が代」に対する忠誠を形にすることを求めるのは奴隷道徳である。明治憲法体制においてその体制に整合的であった教育勅語的な総体を模倣しようとするものであるが、その核心である「皇祖皇宗」を積極的に疎外した私たちの時代においては、君が代の強制は、倫理(普遍)には通じず破滅に至る排外主義に通じるだけである。その奴隷性、破滅に至る危険性はすでに2ちゃんねる右翼において顕著に観察されている。単に不愉快なだけなく、積極的に市民国家の育成を妨げる君が代強制は直ちに止めるべきである。