松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

大野さんへ・4

http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20060126#c33
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(2006-02-08 20:17)

大野さま 丁寧な応答ありがとうございます。

・・最初に、誤植(のようなもの)訂正。
「また彼女の問題意識がフェミ業界の内部事情にある以上」について。「彼女」とは閲覧者さんのことでではなく大野さんのことを意図しました。まずい文章でごめんなさい。で内部事情ではなく、上野がフェミを表象代行する結果になること、への危機感が大野さんの一つの関心軸ですね。

で何度もいうが。
(2−2)「敵を創造し、故意的にアジるもしくは論理的矛盾及び弱点を批判するという形式」を取らないで、どのような抵抗あるいは抗議ができるのか?、と言えばできない。したがって抗議者の主張が、権力者の主張と二項対立の図式を描いているという批判は、あまりに一般的であり、すべての抗議行動を抑圧する危険性があるという理由で避けるべきである。
というのがわたしの主張である。

しかし、それがなぜただちに、閲覧者さんの「思想(文章)」について「全ての「抗議」は不可能になる」「争うこと自体を全面的に忌避することに帰結する」と断言(私から見ると言葉尻をとらえた拡大解釈)することになってしまうのか、わかりません。

...ですからそう言うのであれば当然、「「敵を創造し、故意的にアジるもしくは論理的矛盾及び弱点を批判するという形式」を取らないで、どのような抵抗あるいは抗議ができるのか、是非教えて貰いたい」に答えるべきでしょう。

(2−2−2)
わたしが丁寧すぎるほど丁寧に説明した「「敵を創造し、故意的にアジるもしくは論理的矛盾及び弱点を批判するという形式」を取らないで、どのような抵抗あるいは抗議ができるのか?」という点については明確な回答はありませんでした。

そんな難しいことについて明確な回答ができたら誰も苦労はしません。これについては前にも、ここの議論で出たと、宮田さんの御発言に触れて書きました。

...あれ、この点についていままではわたしの意見にほぼ同意してもらっているのだと思っていた。前にも書いた、だって。ふむ。どこに?...なんだ。「こうした戦い方」って運動のスタイルの話じゃないですか。宮田さんの言葉では「抗議形態」。そんな話はしていないでしょ。わたしのメインの論点は一つだけなのだからしっかり対応してください。

4)

上野言説なり思想をあげつらう必要のある場面なのでしょうか?

それこそ言論の自由でしょう? どうして異論を書いてはいけないのですか? 「必要」がある場面かそうでないか、誰が一律に決められるのですか? 抗議すべき事態が起こっているんだから、抗議者の言説手段(思想まであげつらってないとです)について云々する必要はない、なんていうことはありません。

...抗議者の(普段の)言説手段について云々する必要はない、と思いますよ。
抗議という活動に関わる上では、(例えば)“あの娘はどうせ不良だから”云々といった過去のイメージを、抗議するかしないかというまさにその局面で口にするのは妥当な態度とは言えません。抗議が正当かどうかという問いから身をそらし論点をズラす態度だからです。
それとも「自己を無条件に正当化し(できると信じ)相手を頭ごなしに否定したり揶揄する言説を発してきた」というスタイルを、上野あるいは若桑などの抗議文において指摘できるのですか?

今回の事件において、上野は女性の意見の代表でもなんでもなく、女性の立場に立った場合不可避的に訪れるテーマを面倒でも引き受けることにしただけでしょう。

当人にとってはそうでしょう、というかそうするしかないはずです。

...上野の思想において今回の抗議は必然的な物だ、という理解は間違っていると思います。現実においては多種多様な抑圧や罠が不意に襲いかかってくるわけで“さすがの上野さん”であってもそれら全てと戦えると考えることはできない。ましてや彼女の思想においては当然戦うという帰結しかないという理解は間違いです。

今そんなこと言っている場面か?という"正義の言葉"で、うまく言葉にするのは難しい違和感をとるに足らないものだとしたり、言葉を捉えてまるで「敵」のごとく看做したりするような言説は、言わんとするところが正しくても引かれてしまうと思います。

...わたしは"正義の言葉"は一言もしゃべってないですよ。

2/1の記事のコメント欄でのTORさんのような意見も出てくるのです(ぜひお読み下さい>野原さん)。

...読みましたが、どこが「ぜひ」なのか分かりませんでした。