松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

dempaxさん コメントどうも。
小泉、石原を頂点とするネオリベ風政治家は地方議会にもすでに一定の比率で存在しおそらくどんどん増えているでしょう。今回は、若いネオリベ風公務員が担当者として政策過程に大きな影響力を及ぼした事例に出会い、ビックリしました。行政は十人十色な市民に対し一律な法令で施策を展開していかなければならないので当然いろいろな矛盾は出てきます。矛盾を減少させるためにはまず矛盾の集積点である現場に分け入り一筋縄ではいかない矛盾の構造を知らなければいけない。しかし<彼ら>は矛盾を(つまり現実を)はなはだ平板化して捉える。“フリーライダー(つまり本来行政が面倒をみるべきでない不良市民)とそれを見逃していた怠惰な先輩公務員たちが、問題を作っている”のです。改革への熱意は尊重されるべきです*1が、その程度の平板な認識で成果が上げられるほど現実は甘くないでしょう。

*1:現場の矛盾を良く知っており改善策を考えないではないが、改善を提案してもそれを実現するために見当もつかないほどの努力が必要でありそのことを考えるにつけ徒労感から抜け出せない、疲れた=上品な人たちは発言しないので、批判のしようもないがそのようなあり方が良いわけではない。