松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

日本軍は沖縄住民を殺した

沖縄戦の最大の特徴と言ってよいのが、日本軍によって多くの沖縄住民が殺されたことである。
(略)
米軍に保護されたり食糧をもらった者、米軍に投降しようとした者はスパイだとして殺された。今年になって見つかった新しい資料では、警察や密偵を使って、米軍の占領地区で保護されている住民の動向を密かに探り、米軍に協力している者を見つければ殺せという命令が出されていた。沖縄本島の西にある久米島では、住民しかいないから攻撃しないでくれと米軍に頼み、住民を救った者はスパイとして処刑された。

戦闘の邪魔になるという理由で殺された者も多かった。自然の壕(ガマ)に隠れているとき、赤ん坊などが泣くと米軍に知られるというので小さな子どもたちが殺された。戦場で精神に異常をきたした住民も殺された。壕に隠れていた住民を追い出して兵隊たちがそこに入っていった。(後略)
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper57.htm