松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

“搾取されながら売春する”権利(7/5追記)

http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20050618/p2 より
「人身売買罪の創設やテロリストの不法入国対策を盛り込んだ改正刑法、改正出入国管理・難民認定法などが(6月)16日午後の衆院本会議で、全会一致で可決、成立した。」とのことである。

○江田委員 ・・・(略)
今回の法律案につきましても、売春をすることについて同意をしている場合であっても人身売買罪が成立するのかどうか、そこを法務当局にお伺いいたします。
○大林政府参考人 御指摘のような事例におきまして、表面上被害者がみずから売春をして金銭を稼ぐことに同意していたといたしましても、本来は、不特定多数の相手方と性交等を行うことなどを希望しているものではなく、家族を貧困から救うため金銭を稼ぐには売春によるほかはないと考えてやむなく売春に及ぶに至ったと見る事案がほとんどであろうというふうに思われます。このような場合には、被害者の同意は自由かつ真摯な意思に基づくものとは認めがたく、当然に犯罪の成立が否定されるものではない、このように考えております。

「駆け込みたい」と思ったときにそうできる権利を保障していくべきだろう。