松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

永続する大学祭

松下昇において、“大学祭の永続化”という発想はすでに1969年にあった。*1
 我々はその事を理想的な形だと決して思っているわけではありません。むしろ、自分でマンガ的な行為だなと思い、笑いながらやっているのです。闘争には笑いが不可欠な要素だろうと思うし、最もよく笑った者が大学闘争の勝利者ではないかと、此頃、思うのです。決して、深刻な、不気嫌な顔をしてやるものではなくて、いわば大学祭を永続化しうる力量だけが闘争を支えていくのだと思います。

*1:「私の自主講座運動」 表現集p27 より