松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

若年世代の超長時間労働

 わたしたちのすぐ身近に有るのに、見て見ない振りをされたり問題として認識されない、マスコミに取り上げられることなど全くない問題、ってけっこうたくさんあるものですね。今日hatenaでみつけた「問題」。労働問題についてはそれ専門で研究し声をあげるべき研究所〜組織(労働団体)が腐るほどあるはずなのにね。

若年世代の「正社員」の一部で超長時間労働が絶対起こっているはずだと睨んでいたのですがこれまで統計的証拠を見つけられなかった.今日やっと見つけた.玄田有史先生の本にちゃんと載っていた. 年間200日以上就業し、1週間に60時間以上働いている35歳未満の若者は約190万人にのぼる(総務省統計局「平成9年度就業構造基本調査報告」)。週休二日制に換算すれば、150万人のフリーターを大きく上回る人数の若者が、毎日、朝9時から一時間の休憩を挟んで夜10時過ぎまで働いている計算になる。 しかし、若者の長時間労働を問題としてとりあげたり、それが晩婚化の一因かもしれないと危惧する声は、ほとんどきかれない。  -玄田有史仕事のなかの曖昧な不安」(2001,中央公論新社

引用前半は、idiot817さん、後半は玄田有史さんの文章。