松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

明日は栗田隆子さんのトーク

聴きに行く予定。

*****転送・転載歓迎************
 
ジュンク堂大阪トークセッション
 
 2009年1月31日(土)14:00〜
 
 『フリーターズフリー』vol.02 出版記念
 (有限責任事業組合フリーターズフリー編集・発行/人文書院発売)isbn:9784409248027
http://www.freetersfree.org/order.html
 
    労働にとって「女性」とは何か
    ―家族・性・労働をめぐって―
    栗田隆子×生田武志×村上潔

レイプファンタジーと見神体験

この〈私〉の殺人こそが、私がレイプ・ファンタジーを求める欲望の核心にある。私は、〈受〉に同一化してレイプされるときに、「私が私である」という感覚を手放そうとする。すべてを、〈攻〉にゆだね、わたしの支配権を引き渡す。私は「気持ちがいい」や「苦しい」という感覚さえも、〈攻〉の思うままにされ、自分のものとは思えなくなっていく。それは支配され、肉体だけでなく精神の自由も奪われることだ。だが、同時に「私の意志」からは開放される。わたしはもう、何も考えなくてもいいし、何もしなくていい。ただ、〈攻〉に身を任せていればいい。そして、〈攻〉に飲み込まれて、一体化してしまうのだ。
小松原織香 p158

 突然ですが、フリーターズフリー02で一番印象的な一節は上記だった。*1
 神への愛によって魂をひたすら駆り立てる……魂が肉体と結合する以前にあった太源へむかって……イスラムキリスト教神秘主義なら例えばそんな風に語ったかもしれない見神体験…に極めて似たものが、卑俗とされるレイプファンタジーの世界にあったのか、ということに驚いてしまった。キリスト教よりやはり山崎闇齋の系譜、自分を虚しくして神にすべてを領有させる、に似ているな。靖国とか。


解毒剤として、冒頭座談会での二人の女性の発言がすごい。

「主婦戦線」(1975年発足)立ち上げメンバーの一人・国澤静子の発言が、めちゃめちゃオモロイ!(略)

自分は「当時者性のつくだ煮だ」と言う白崎朝子の発言が、これまためっちゃイイ。
http://we23randoku.blog77.fc2.com/blog-entry-26.html

上記のブロガーさんに同感!

*1:ざっとしか読んでないが

103万円の壁 について

国澤静子さんの 再び「主婦戦線」HPあり。
http://www.rak1.jp/one/user/partren2000/
投稿者: 国澤静子 2008/12/29(Mon) 掲示板から引用する。

②☆所得無税限度額
 ①とも関連するのですが103万や130万の壁といわれる被扶養者となる妻の立場についてです
私は1976年パート労働者への課税については他の保険等で保護のあつい恵まれた労働者の課税と別の100万円(当時)とせよとの請願行動(『1980年代パート・タイマー白書』p142請願文書ご参照ください)をすることでそれまで「個人の秘密」であつた 無税限度額と扶養控除の問題を社会問題とする端緒をひらきましたが、専業主婦控除の反対請願もむなしく 「壁」前後で女性労働者を二分する策動をはねかえすことができませんでした。

この請願をふくむ「パート未組織労働者連絡会」の活動当初より
主婦を「啓蒙する口調で」限度額を大幅に越えー正規労働者界に参入せよ」との示唆のみだされてきましたが
じつは 当初より主張しているように
限度とされる数字が「可変」である点が意図的に看過されているのです
たとえばこれらの数値を 倍額にしてみたら あるいは 毎年物価スライド性にしてみたらどうでしよう?

 専業主婦控除は廃止すべきだ、と私は考えています。そして現在これだけ格差問題が叫ばれながら、その原因のひとつになっている配偶者控除問題について誰も論じようとしないのはとてもおかしい!(わずかに自民党の一部だけだ。)