松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2005-03-26から1日間の記事一覧

本居宣長の神(迦微)概念(その2)

まことの道は、天地の間にわたりて、何れの国までも、同じくただ一すじなり、然るに此の道、ひとり皇国(みくに)にのみ正しく伝はりて、外国にはみな、上古より既にその伝来を失えり、(略) 異国の道は、皆末々の枝道にして、本のまことの正道にはあらず、…

本居宣長の神(迦微)概念(その1)

本居宣長の二つの神概念について書きます。 まず一つは、なんでもありの神 です。「天地初発の時、高天原に成れる神の名は、天之御中主神。」というのが古事記の冒頭です。「天地初発之時、於高天原成神名、天之御中主神。」(天はアマと訓(よ)めとかいて…