松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2004-07-14から1日間の記事一覧

「世界史という根源に対して可能な私の責任」

徐寅植(ソ・インシク)の文章を少しだけ引用しておこう。 運命とは端的に私のものである。人はそれぞれ自分自身の運命を生きるのである。私の運命であるかぎり、私はマッチ一本だけを持ってでも世を燃やそうと投げかけよう。しかしわたしの運命ではないかぎ…

日本民族の特殊な使命

高山岩男にも良いところはあった。 「従来の世界史における世界の構造は、……中心と周辺との支配隷属関係であった。かかる世界の構造は変えられなければならぬ。真実の世界の構造は一が多を統一し、多が一に帰属する関係ではなく、多がそれぞれ独立しつつ一で…