松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

外国人が住民基本台帳法の対象に

政府は2日の事務次官会議で、住民基本台帳の対象に外国人を加える住民基本台帳法改正案を今国会に提出することを決めた。

という興味深いニュースを李怜香さんが取り上げておられる。

それに、外国人台帳法構想が、どの時点から、どんな理由で住民基本台帳法の改正に方針変更したのかな、ということにも興味がある。
http://www.yhlee.org/diary/?date=20090303#p01

 まあ基本的には、外国人だけを管理するのではなく、住民全体*1を管理したいのは当然。例えば、税金など数万件以上のデータを一挙に住基ネットに掛け合わせ、アップデートすれば税金の課税、あるいは徴税の出発点に一挙に立つことができて、人件費削減になる。現在は、税務署間の壁、都道府県間、市町村間の壁がないとはいえないが、あと十年位でそれはなくなるだろう。*2それより先に国境、タックス・ヘイブンを貧乏人のヘゲモニーで無くすことができなければならない。
 在日韓国朝鮮人を管理するのではなく、必要があれば全体のデータベースから、国籍欄でフィルタを掛ければよいだけだ、ということになる。
 人の集合に対する行政から、データベースの(そのつどの)一部に対する行政へと行政のあり方が変わるだろう。今回の定額給付金というものが、歴史の変わり目になるのではないか。

*1:できれば居るひと全員

*2:警察にも前科者データベースとか指紋データベースとかあるのでしょうね。