イスラエルに占領されているガザで
ガザのアブデルワーヘド教授からのメールを岡真理さんが翻訳したものが、下記サイトに転送(掲載)されている。
イスラエルがハマースの攻撃に対する報復としてハマースの拠点を攻撃しているという日本の報道は偽りです。
これは、非戦闘員、民間人に対する大量虐殺です。
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/40dce0567d85c3c649821753b4676c57
量にこだわるなら、大量虐殺とは必ずしも言えないかもしれない。
しかし、ガザは数十年間閉じ込められ、じりじりと蒸し焼きにされつづけてきた。その仕上げ(いつまで続く)として今回の空爆がある。
25の建物がイスラエルに空から攻撃された。建物はすべて地上レベルに崩れ去った。死者はすでに250名に達する。負傷者は何百人にものぼるが貧弱な設備しかないガザの病院では、彼らは行き場もない。(同上)
今晩、爆破のせいで窓ガラスが砕け散った家庭にとっては冷たい夜だ。ガザの封鎖のため、窓ガラスが割れても、新たなガラスは手に入らない。私が居住するビルでは、7つのアパートが、凍てつく夜をいく晩もそうした状態で過ごしている。彼らは割れた窓をなんとか毛布で覆っている。何百軒もの家々が同じ境遇に置かれているのだ!私に言えることはそれくらいだ。(同上)
わたしたちがひとつ確認しなければならないことは日本のマスコミの偏向である。例えば今日の毎日新聞は、
また泥沼 報復連鎖
と大きな見出しを付けている。そして記事は
「我慢は限界に達している。もうたくさんだ」
というイスラエルのリブニ外相の怒りの発言の紹介から始まり、数十行イスラエル国家側からみた情勢だけを記事にしている。そして、
イスラエルは【我慢】であり、パレスチナ(ハマス)は【攻撃的】である。
情報操作も極まれりであるが、こんな情報操作に加担して毎日新聞や日本国家にどのようなメリットがあるのか全く不明である。