松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

まだ生きていること

中国のある人*1のパフォーマンスの画像を貼ろうと思った。ある青年が全裸で狭い戸板の上に乗りその板はちょうど人の目より少し上くらいの高さくらいに宙吊りにされる。板ははずされ縛られた肉体だけが空中に露呈される。細い管が垂らされ何かがごく微量ずつ滴っている。それは鉄板の上に落ち積もる。鉄板は下から焼かれておりそのもの(血のようだ)は匂いを発する・・・
しばらくするとパフォーマンスは終わる。


わたしはまだ生きている限りにおいて生きているにすぎない。まだ生きている限りにおいて食べ、排泄する。まだ生きている限りにおいてしばしば他の動物を屠殺する。
まだ生きている限りにおいてしばしば戦争する、と言えるか、それは違うだろう。わたしたちは争い傷つけあうが、「まだ生きている限りにおいて」自己を巨大に組織化しないので戦争もできない。死刑もできない。

*1:芸術家 ちゃんとしたサイトもある有名人だがここでは名を記さない。