松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

国家を越えるもの!

ペシャワール会の伊藤さんが遺体で発見されたとのこと。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/article.aspx?id=20080827000252
大変残念です。

わたしたちはアフガニスタン人民のために何ができるのか? と問うとき、アフガン国家を代表しているといわれているところのカルザイさんを支援するよりも、現地の底辺で活動しているところのペシャワール会を支援する方が有効であり効率的である、これが事実だ、とわたしたち多くの日本市民は信じてきました。
一般的に福祉や正義を代行しうるよりましな選択であると信じられている「国家というもの」よりも、より有効な組織が存在すると。
伊藤さんがなくなったことは、別にこれが真実でなくなったことを意味しません。

 民主党前原誠司副代表は27日、都内の日本外国特派員協会で講演し、アフガニスタンでの日本人拉致事件を受け、停戦合意後に自衛隊が現地で医療・物資輸送などに当たるとした同党のアフガン復興支援策は見直すべきだとの考えを示した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008082700735

 前原某を始めとする自衛隊派遣=国際貢献主義を断固として粉砕していくことが、わたしたちが伊藤さんの無念にすこしでもよりそうことである、と思う。