松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

ストライキの主体は非常勤職員です。

 7月11日、府教委は「スト中止の申し入れ」なる文書を組合宛交付するとともに、各府立学校長宛及び市町村教育長宛に送付しました。文書の内容は「スト参加を目的とする年次有給休暇の取得は認められない」という不当な文言や「公務員たる教職員が争議行動を実施することは法律で禁止されている」と、あたかも教育合同が違法ストに入るかのような虚偽の表現があり、悪意に満ちあふれたものでした。
 組合活動の不当介入、不当労働行為そのものであり、断じて許せるものではありません。あくまでストに参加するのはスト権がある特別職非常勤職員であり、全くの適法ストです。7月14日第5回団体交渉でこの点追及したところ、ストと年休の違いもわかっていないことが府教委担当者の答弁で明らかになり、団交参加者一同、紛糾しました。
http://www.ewaosaka.org/jp/index.html

 ストライキが違法なら、年休を取って隣の職場のストに参加し、隣の職場の人がこっちのストライキに参加するといったイメージに近い。なかなか楽しい。
 非常勤職員と正規職員との間には賃金など大きな「格差」があり同じ隊列で闘うためには、日常的な困難が膨大に存在しそれらをひとつひとつ乗り越えていかなければならなかったと想像できる。〈労働〉あるいは〈労働者〉というマルクス主義的カテゴリーに依拠する限り、非常勤職員との連帯が勝ち取れなければ闘いは始める前から負けているのである。マルクス主義の看板を掛けた(あるいは外して内心で大事にしている)偽物の左翼が多すぎる。
 同じように教師として働きながら賃金が正規職員の1/4弱といったあからさまな不正義が長年まかり通ってきてしまった。その奴隷的感性の上にさらに奴隷的「改革」を加えようとするのが橋下改革である!
(7/16 追記)