松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

聖徳太子崇拝

コメントしたのでこちらにも転記しておきます。

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080210/1202661324#c1202723689
TB ありがとうございます。野原です。
中世においては、「聖徳太子」は未来記とのからみで幻想的存在感をどどっと増していったのかもしれないですね。
江戸時代は、林羅山「儒仏問答・下」以下消極的評価が常識だったのでしょうね。というか儒家というアイデンティティを立てるために仏教のシンボル聖徳太子を叩いたと。
天皇主義からみても、崇峻天皇弑虐者蘇我馬子の共犯の疑いがありますから、本来はたいそう微妙なはずなのですがね。
現在においては、民衆的崇拝や親鸞的崇拝意識を持っている人はごくごく少数でしょう。小学校以来のおなじみの偉人、聖人というイメージで親しまれていると。非実在説を浸透させるにはなかなか困難があるかもしれませんね。

2/13転記