松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

書かない方が良い

書くよりも書かないほうがよい、このことを理解しようとしないきみはなおさら書かないほうがよい。
村尾建吉 「白夜通信・9号」あんかるわ30p28

何故書かない方が良いのだろう。情況に対し身体でもってぶつかっていった体験を書こうとするとき、書くことが困難な方ではなく、書こうとしている自己(意識)についてわたしたちは書いてしまう。そしてその錯誤からは逃れなれない、たぶん。これがわたしたちが書かない方が良い理由だろう。
ところで、引用しない方が良いのだろうか。自分の言葉でなく、ブログを進行させる安易な喜びでそれがある以上はもちろんそうだ。