松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

ングェチャーヤン僧院への襲撃

 旧首都ラングーン(ヤンゴン)の情勢。27日深夜、治安部隊がヤンゴンマンダレー、パコック、シットウェ、モンユワその他の都市の主要な僧院を襲撃した。(略)

 南オッカラッパ区ングェチャーヤン僧院への襲撃は(略)
 午前2時、兵士は逮捕した200の僧侶を連行して僧院を後にした。夜間外出禁止令が敷かれているため外に出ようという人はいなかった(注、外出したところを兵士に発見されたら殺害される可能性もある)。
 28日朝、証言者が僧院に行くと、そこら中に血が飛び散っていて、建物がすべて破壊されていた。僧侶たちによれば、僧院長のほか僧侶3人が銃撃と暴行によって死亡した。兵士は遺体を持ち去ったという。僧院内には、ひどくショックを受け、重傷を負った僧侶約50人が残っており、住民が手当にあたっていた。
 しかし兵士が午前10時30分に再び現れ、僧侶をすべて拘束した。軍は住民に対し、僧院に近づかないように大型スピーカーで通告し、乗ってきたトラックで僧侶を連行した。憤った住民数千人がトラックの進路の前後をふさぎ、僧侶を連行しないよう兵士に掛け合った。
 怒りの収まらない群衆と兵士との緊張状態は2時間続いた。午前11時から午後1時頃まで兵士側は催涙ガスや実弾を放ち、住民側は投石で抵抗した。その後、応援部隊が数台のトラックで到着し、数発の威嚇射撃をした後に、群衆に対して発砲すると警告した。最終的に住民側は兵士に対して進路を開けることにし、通りを後にした。
http://www.burmainfo.org/politics/88GSG_200708.html