松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

テロ特措法延長反対!

  テロ特措法の延長に反対するという小沢(一郎)発言の行方に私は注目している。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/08/02/#000479
[2007.08.02] 小田実の言葉 | Blog(ブログ) | [公式] 天木直人のブログ

天木直人氏は8/2にこう書いている。

  憲法9条を守ることばかりが叫ばれる。改憲阻止がすべてのように語られる。しかし本当に困難な事は、戦後62年続いてきた従属的な日米軍事同盟関係を見直すことだ。在日米軍を縮小、撤廃する事だ。なぜならばこの日米軍事同盟関係こそ憲法9条と正面から矛盾するものであるからだ。そして日本の国防とは何の関係もない「テロとの戦い」に米軍がその安全保障政策を大きく転換しようとしている今こそ、これまでの対米従属の日米軍事同盟関係を根本的に見直すチャンスであるのだ。冷戦が終わった時に見直すチャンスを失った我々は、今こそこのチャンスを捉えなければならない。最後のチャンスかもしれない。
  憲法9条改憲が阻止されたとしても、日米軍事同盟関係が先行して強化、深化されれば何もならない。護憲、平和論者は、この事実にもっと注目しなければならない。この事こそ私が一貫して強調してきたところである。そしてまた、対米従属の日米軍事同盟の見直しこそ戦後の政治家が誰一人としてなし得なかった事である。

 論点は憲法9条擁護でも、被爆体験を風化させないことでもない。*1
「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」というなんだかおかしな名前を持つ小さな法律の延長に賛成するのか、反対するのかという問いの前に立つことこそが、〈本当に困難な事〉を切り開くことにつながるのだ。
 わたしたちはテロ特措法延長反対!というスローガンを小さな声で叫び、世間に広めよう。

*1:これは野原の意見です。