松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

250人殺した後で「天国の戦士」と名付けたのか?

http://0000000000.net/p-navi/info/column/200701292015.htm
P-navi info : 「狂信集団」? イラクナジャフで250人殺害される [追加]
によると、産経オンラインなどでは次のように伝えられた。
「天国の戦士」と名乗るシーア派武装集団がナジャフなどにいた、と。それで

イラク治安筋などによると、この武装勢力は、シーア派最大の宗教行事アシュラが最高潮を迎える29日に、ナジャフの北にある聖地カルバラの宗教行事を攻撃し、シーア派宗教指導者たちの殺害を計画しており、米軍とイラク軍は事前に掃討作戦に踏み切った。

しかし、下記サイトによれば 「バグダードからパトリック・コックバーンが伝える話」では実際は全くそれとは違う、とのことだ。

イラクの独立系ウェブサイトやアラビア語の諸新聞に現れている説明は、いわゆる「天国の兵士たち」がシーア派宗教指導者たちを殺すためにナジャフを襲撃しようとしていたのでそれと戦ったというイラク政府の説明とは完全に食い違っている。

このカルトは、自分たちは平和的な運動であり、戦闘に関与してはいないと述べている。伝えられるところでは、この事件が起きたのは、200人の巡礼者たちの行列が、アーシューラーシーア派ではムハンマドの孫イマームフセイン殉死の日として聖地を巡礼し喪に服する)のためにナジャフに徒歩で行こうとしていたときに起きた。巡礼者はナジャフとディワニヤの間に住むハワティム部族の出身で、日曜日の朝6時頃にナジャフから1マイルのところにあるザルガに到着した。行列の先頭にいたのは部族の超ハジ・サアド・サアド・ナイフ・アル=ハテミとその妻で、二人は歩けなかったため、1982年型のスーパー・トヨタ・セダンに乗っていた。一行がイラク軍の検問にさしかかったとき、イラク軍が発砲し、ハテミ氏とその妻、そして運転手のジャバル・リダ・アル=ハテミを殺した。部族の人々----夜旅をするために武装していた----は、長を殺されたことへの復讐として検問所を攻撃した。

ザルガに住む、カザイルと呼ばれる別の部族の人々が戦闘を止めようとしたが、彼らも攻撃されることとなった。その間、検問所にいた兵士たちと警察は司令官に電話で連絡を取り、自分たちは先端兵器を持ったアルカーイダの攻撃を受けていると伝えた。増援軍がこの地に殺到し、近くの果樹園にハワティム部族の人々を包囲した。ハワティムの人々は、軍の攻撃を止めさせようとしたが軍は攻撃をやめなかった。
(後略)
http://teanotwar.seesaa.net/article/32530646.html
Falluja, April 2004 - the book: 「カルト指導者に対する米国の大勝利」は、虐殺だった