松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

何が何でもテロリストを育てる必要があるイスラエル

 このタイミングはやはりイスラエルの政治的意図を感じさせます。ハマス政権に対して「存在承認」を求めていたはずのイスラエルが、まさにその動きがパレスチナ内部から起きているときに、それを促すどころか、正反対にそれを妨害するとしか思えないようなガザ爆撃を強めるのはいったいどういうことなのか。
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200606300444.htm

おそらく、もっとあけすけに言えば、イスラエルハマスに「承認」などしてもらわなくていい、いやもっと言えば、「承認」などしてほしくない、そういう本音が見え隠れします。すでにイスラエルを承認しているファタハに加えてハマスが承認をし、上記の政策提言署名のように全党派が一致結束してその方向で動けば、実はイスラエルは従来の入植政策について窮地に立たされるはずです。
http://palestine-heiwa.org/note2/200606150621.htm

 「イスラエル必死だな!」というふざけた文体は、悲惨な現状にふさわしくないと思われた方もいるでしょう。
 でも上記の文章を読むとそれほど的を外していないと安心しました。

 そもそもイスラエルの基盤は、欧米の知力の高い良心的インテリゲンチャです。アクロバティクなレトリックの綱渡りによって辛うじて現在を維持しているにすぎません。おろかな日本人もそろそろ気付いてもいいのでは?
(7/1追記)