松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

自由

自由とは何か。それは誰にとっての自由なのか。それは人間の自由なのか。パウロの、そして宗教改革者たちの認識によれば、人間の自由意志とは罪を犯す他は何もなしえないものである。ルターの言葉でいえば、それは「奴隷的意志」以外の何物でもない。
(p111『使徒的人間』isbn:4062095629*1

なぜこの文章を引用したのか?
わたしたちが生きることを楽しむことは肯定されるべきだ、という思想と全く反する、理解を絶する主張だとまず思いますが。それだけではないひっかかりを感じるので備忘としてコピペしておきます。(7/1)

*1:富岡幸一郎氏によるカール・バルト論です。