松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

ラマディについては語る必要がない。

今日、最近ラマディを訪れたファルージャ住人の男性が、私に、次のように語った。「(略)ラマディでは、約2カ月にわたって、水も電気も電話もすべてのサービスも遮断されています。米軍とイラク政府軍は、あからさまに、ラマディの人々に対し、テロリストを手渡さない限りサービスが再開されることはないと行っています!! 作戦は先週始まりましたが、海兵隊は、ファルージャよりもかなり大きなラマディの都市部で多少の問題に直面しているようです(ラマディはまた、住民の数でもファルージャより少なくとも5万人は多い)。スナイパーや米軍の装甲車に乗った兵士が民間人を殺すのはほとんど毎日の出来事になっています。2004年のファルージャ攻撃と比べてさえ、現在のラマディの住民の状況をさらに難しくしている問題は、バグダードに逃げることができないことです。バグダードでは、政府系民兵に暗殺されることになるからです。それにもかかわらず、米軍は、人々に、町を明け渡すよう言っています。その一方で、政府と米軍は、民兵を投入してラマディに対する広範な攻撃に参加させると明言しています。いつも通り、国連も世界全体も沈黙しており、ラマディで起きていることを誰一人気にしていません」。
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-3a7a756130d6bc6932e757772c749275.html
Falluja, April 2004 - the book

ファルージャのときと同様、何千人もの恐怖にかられたラマディ住民が町を逃げ出そうとし、バグダードに入ろうとして追い払われている。軍はテントも食料もいかなる援助も彼らには提供せず----これは戦争犯罪である----、これらの人々は自分たちの持ち物だけを抱えて、どこにも行けずにいる。これらの難民たちが、イラクで家を追われた10万という恐ろしい数の家族にさらに加えられる。こうした人々の大部分は、町全体を居住不可能にしがちな米軍の軍事作戦により、避難民とさせられた人々である。

ラマディ内部の情報源からの報告によると、この数週間、米軍兵士たちは、屋上に狙撃場所を確保するために人々の住宅に入り込んで暮らしており、罪のない人々が毎日撃たれ、人々は、どこにも行き場がないまでも町を逃れるか、殺される覚悟で町に残る危険を犯すかの混乱状態にあるという。
(同上)