松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

共謀罪:左翼やNGOを狙い撃ちした立法とは思わないが!

下記の文章は面白いので一度読んでみてください。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060518/mng_____tokuho__000.shtml

 ある県警のノンキャリアとして公安捜査に従事してきた彼は「共謀罪が左翼、右翼やNGOを狙い撃ちした立法とは思わないが、将来的には、そういうツールになるでしょう」と言う。
 「例えば、外事警察の動きを見てください。破壊活動防止とか、本当の仕事に力を注ぐべきなのに、外国人のオーバーステイとか、簡単な事件ばかりやっているでしょ。警察はノルマ社会だから、事件数の統計を伸ばして予算を取りやすくしたいんです。犯罪組織が対象だという共謀罪だって、法施行から数年後、あれっと気づいた時には、犯罪組織よりも市民団体に矛先が向いているだろうことは想像に難くありません」
 「予算を削られたくないという役人根性も共謀罪が出てきた背景でしょうね。公安の中には、左翼取り締まり全盛時代に回帰したいと思う人々がいる。取り締まる事案がないなら、別の仕事をすればいいじゃないかって、普通は思いますよね。でも、彼らは違う。長年やってきたことの否定は、人格否定されるような気持ちになるんです」