松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

タンポポの綿毛

4月30日夕刻、第5圏の東京拘置所の構内を埋めているタンポポの綿毛は、比喩としてではなく一せいに舞い上がり、第6圏への出立を祝福してくれた。静まりかえった獄舎の一つ一つの窓の内側に、まだこれからも拘束され続ける人々の夢を飛翔させてほしい、と望むかのように旋回しつつ……。
−−『時の楔通信第〈13〉号』p23

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20051230#p8 で書いた
松下氏が85年4月30日に保釈になった時のイメージ。