松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

靖国参拝はヒトラーの墓参だ

に賛成。
冷静に言えば、ヒトラーヒロヒトも東条も民族の英雄(代表者)であったことは間違いない。したがってその死を悼むのは人間的に間違った行為ではない。
しかし、小泉氏の靖国参拝は政治的行為である。戦後日本は「反省」の上に成立した国家であり、自然性、自明性の上にしている国家ではないのだ。ヒトラー(の対応物)との不連続を常に確認した上にしか、国家の根拠はないのだ。日本の外を見ないという窮極の島国根性に安住するのでない限り。*1
ところで、東条は国を護る為に死んだわけではない。戦後日本を成立させるため*2アメリカが首くくったのである。アメリカが論理的に黙認し得ない筈の行為をなぜ黙っていたか。中国韓国と日本の不和がアメリカの国益につながるからである。靖国参拝賛成派の中にはアメリカの工作員が潜んでいることは間違いない、のではあるまいか。

*1:「国を護る」ことの自明性を承認した(としたら)国民の奴隷根性も問われるべきだろいう。

*2:ヒロヒトを免責するため