松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

帝国主義秩序

遅くなりましたがとりあえず2点。
(1)国際社会とは?

まず、あなたが言う国際社会はようするに白人主体の社会でしたね?

「国際社会」とわざわざ「」をつけた言葉は、当時の列強を中心にした国際秩序を意味しています。ここでは文脈上日本が入っていないだけで、日本も列強の一員ではあると思う。左翼的用語法では、当時の帝国主義秩序ですね。
で、あなたの「その突然の世界からの宣告はまさに不条理だ。」の「世界」も同義だと読めます。41.12.8をもって「戦争が始まった」という史観ですか? それまでの「支那事変」は今で言う「テロリスト」相手の鎮圧作戦にすぎなかったと主張しますか。そのような主張は、「白人に対する黄色人種の戦い」という大義とは矛盾します。
「太平洋戦争は歴史的に見れば白人に対する黄色人種の戦いであったとも見れる。」
「大東亜の大義」を掲げて戦った戦争なのに、その大義を基準にしてそれに合格した戦争なのかどうか、という問いは回避するのですね。それでは戦死者は浮かばれないのでは。
「日本も帝国主義だったが結果が良かった」論か。アジア諸国家の独立は彼ら自身の功績でしょう。

 ついでにお聞きしますが、ブッシュのイラク占領への日本の加担はアジアの大義に真っ向から反することは認めますね?
(2)

そこに一般市民を放置している中国軍にむしろ私は怒りを感じます。

やれやれ。「軍都であったヒロシマに一般市民を放置している日本軍にむしろ私は怒りを感じます。」