熟田津(にきたつ)に船(ふな)乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出(い)でな(万1-8)
額田王の歌である。宇宙のリズムとシンクロしたゆったりとした潮のうねりをそのまま表出したような雄大な名歌である。
で、何が言いたいのかというと、小泉某の「この国を想う」とやらいうコピーの悪口である。戦後保守が切望し続けてきた「自衛隊海外派兵」「憲法改正」を小泉某は手に入れようとしている。だけども、鬼畜米英のポチになることによって、それを手に入れても日本の魂は喜ぶまい。ほめ歌によってわたしたちの国を護ってくれた額田王もきょとんとしていよう。*1