松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

無力をみつめる

今朝の毎日新聞毛利甚八という人のコメントが、印象的だったのでメモしておこう。不正確だが。
「子供を威嚇することを教育と思いこむ大人をあざ笑うような事件だと思う。」「「少年犯罪の凶悪化」云々97年の神戸事件以来のキャンペーンがいかに無意味なことであったかを思い知らされる気がする。」「事件の原因探しに夢中になるのはもうやめにしたらどうだろう。」
「まず大人が悩みながら道を探し、子供の世界にそうした文化を浸透させる努力を続けるべきだ。」
人間は時として殺意を抱いたりする。自分(たち)にだけはそんなことは決してないと思っているような馬鹿が人を教え導くことなどできない、予算の無駄遣いである。でも毛利氏はそういう風には語らず、悩むことと努力を続けることを語るので立派な人である、と思った。