松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

いつまで保安院・東電・官邸のダメトリオにやらせるのか?

保安院・東電は本来事故を引き起こした容疑者。さらにこの間の処理においてもダメダメぶりを発揮。低賃金の作業員頼みのくせに、作業員に対する差別意識を是正する気もない。
早急に新しい体制により、IAEAを初め外国人学者、国内の批判派勢力も入れた対策本部を設置せよ。保安院・東電・官邸はその監督下におく。関係各省、自衛隊、消防、警察、福島県、市町村などとのネットワークを再構築し、住民のための行政を行え。
原発についての情報、各種検査数値はすべて公開せよ。報道についても安全性の強調に偏るのではなくできるだけ正確に行え。
放射能はそんなには怖くない」ことを啓蒙するのは大事だが、そのためには今徹底した情報公開で信頼を取り戻すしかない。

日本政府とIAEAの合同対策本部を!

という提言を、自民党河野太郎氏がしている。

ここ数日、IAEAの避難基準と日本政府の基準が違うという質問と日本政府の対応が本当にこれでいいのか、政府は正しい情報を出しているのかという質問を多く受けるようになった。


そろそろ日本政府とIAEAの合同対策本部を立ち上げるべきではないか。世界中の知見を集めるとともに、対策本部の出す情報に対する信頼性を高めることにもつながる。


地震から3週間たって、未だに福島第一原発のモニタリングポストの数字がリアルタイムで見られない。地震津波でモニタリングポストの電源が失われたというのが当初の発表だったはずだが、「3週間がたっても電力会社がモニタリングポストの電源を回復できないのはなぜか」と外国メディアに突っ込まれると、「東京電力だからね」としかいいようがない。

http://www.taro.org/2011/04/post-971.php

(0401記)

原発推進という立場の排除

研幾堂さんのコメント欄で、書いたことを貼っておきます。

研幾堂さま

わたしくの不十分な「つぶやき」に対し、応答ありがとうございます。
読み始めてなかなか難解な文章だったのであとでじっくり読ませていただきます。(念のために書いておきますが、どんなことでもこの程度難解な文章になるのは当然のことだと思っています。)

「現在のエリート達にはもう服従しない」という問題なのだろうか?。いつまで保安院・東電・官邸のダメトリオにやらせるのか? http://bit.ly/gRm2Q0 というただのプラグマティックな問題だと思うが。」
私の言いたかったことは、
(1)原発推進という立場やイデオロギーに囚われている人たちは、その傾向性によって事故や事故対策への評価に歪みが生じる。また情報公開や住民への警告(避難勧告を含む)などの政策にも。これは実際に実害を及ぼした。


(2)したがって、そのことに対するしっかりした批判の上に立った「強力な対策本部」を作るべきである。
保安院・東電・官邸のダメトリオを、しかるべき「強力な対策本部」に置き換えよ。


(3)それはあらかじめ「原発反対」という価値観に立て、と言っているのではない。「原発賛成」という既成の巨大な勢力と一体になったイデオロギーを、一旦否定する必要があるはずだと言っている。


ですからそれは「現在のエリート達にはもう服従しない」という問題とほぼ重なっています。ニュアンスが違うだけですね。
また続きを書きます。*1

http://d.hatena.ne.jp/kenkido/20110330 へのコメント。(4/2 転記)

地震・津波・原発被災者救援のための京大の集会

地震津波原発被災者救援のために、集まって話し合おう!

【日時】 2011年3月31日(木)16:00〜(講演は18:00〜)
 16:00〜17:45 討論・意見交換
 18:00〜21:00頃まで 講演&ディスカッション
 (途中参加大歓迎!)
【場所】 京都大学農学部W100教室 ⇒アクセス
【主催】 京都から東日本大地震被災者を支援する会(仮称)
(発起人) 林 剛平(京都大学農学部自治会)
 橘 英希(京都大学文学部学友会)
 滝澤 寛(劣化ウラン弾の禁止を求める京都大学の会)
http://peacemedia.jp/event/110331study.html