松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

いわゆる北朝鮮問題について

http://www.asiavoice.net/nkorea/2004/03/post_2.html#starvation
上記の朝鮮民主主義研究センターさんのサイトには、「基礎知識」というページがあり、下記の5つの問題について簡単にまとめてある。知っているつもり状態から少しでも脱却するために、一読を勧める。

* 食糧危機
* 難民
* 身分制度強制収容所
* 帰国者(日本人妻)
* 拉致

2001年6月、中国で潜伏生活を送っていたチャン・キルスさんの一家が北京のUNHCR事務所に駆け込み、韓国への亡命を求めた。2002年に入ると同様に中国内の各国大使館に駆け込む事件が急増し、2002年5月にはキム・ハンミちゃんの一家が瀋陽の日本総領事館に駆け込んだ。(上記)

2002年頃はネットでも「拉致問題をテコにした反北朝鮮言説」以外にもある程度いろんな意見が見られたように思う。しかし刺激がなくなるとそれは失われ、拉致やテポドンをテコにした反北朝鮮レイシズムに押し流された。
この間の人工衛星、核実験はそれをさらにつのらせる方向にしか働かない。そのようにして慰安婦や日本の戦争責任問題を考える人の一部が、あろうことか、北朝鮮の宣伝にのせられて?、北朝鮮国内の人権問題から目を背けることが正義であるかのような倒錯さえ起こってしまった。
上記サイト作成者kazhikさんはずっとこの問題を研究されている方であり、左翼的な人権の普遍性の観点から観察し考えておられる。
わたしは(きまぐれだが)ずっと長い間サイトを読ませていただいているなかで、朝鮮民主主義研究センターさんには強い尊敬と信頼を抱いている。
問題は読者のみなさんが、このサイトを知らず知っていても信頼は抱いていないだろうことだ。ぜひ継続的に読んでみてください!
メインページは週1回定期的に更新される。「今週の北朝鮮」では北朝鮮をめぐる主要な記事がすべてリンクされる。
唯一の欠点は、RSSフィードに対応していないことだけだ。

北朝鮮の核実験を禁止する論理は

残念ながらない。
北朝鮮の蛮行だとか、国際秩序への挑戦とか、冗談も休み休み言えといいたい!イラク一国を廃墟にしたいわゆる国際秩序ってものに守るべき正義があるとはいえない。

核実験であろうとミサイル実験であろうと好きなようにやればよい。それ自体は他国に対する直接的な攻撃ではないのだから何の問題もないのだ。
http://www.asiavoice.net/nkorea/2009/05/post_289.html

(大事な付記が抜けていた。これは5月4日付けの文章であり、今回の核実験に対する感想ではない。乱暴で誤読をさそう引用をしてしまって申し訳ない。5/27記)

脱北女性の悲惨な境遇

投稿者:会津千里 投稿日:2008年12月22日(月)10時09分34秒
北朝鮮難民救援基金には、たびたび救援依頼が届きます。「帰国事業」で北朝鮮にわたった人の息子や娘の人たちが最近多いのですが、人定がむずかしく日本への入国が叶わない事例が増えてきました。
(略)
 また中国に脱北してくる女性は、中国に受け入れ先が決まっていない場合ほとんどが人身売買の犠牲者となります。
 売られて行く先は、農村の嫁の来てのいない男のところが多いのですが、理解のある
やさしい相手の場合はそれでも幸いです。
 問題は、自分の買った「もの」であるという意識で、農村労働、家事労働で酷使し、夜は男兄弟の性交渉の相手をさせるという例も報告されています。これがまれな例でないのは、「もの」として買ったという意識があるためと思われます。
 中国の遅れた、孤立した農村ではしばしば見受けられます。
http://538.teacup.com/koretune/bbs/782

 ひとつのあるいはふたつの三つの国境(壁の)外側では、直視に耐えない抑圧が行われているのに、わたしたちはそれを薄々知りながらそれに近づこうとはしなかった。・・・
それが悲惨であればあるほど、わたしの主体性を抜きに「コピペ」することは耐えがたいことであるのだが。
(時間切れ)