松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

私は精神である。

「もし神が私を欺くならば、私は存在する」、これこそ神に関して彼が何よりも先に考えたことである。このことを注意するのは、神が自分を欺くかも知れぬという、こうした思想を抱くことが些細なことではないからである。神は私を欺く力をもっているというか。よろしい。しかし私にはこの疑うという力がある。これさえあれば十分だ。私は精神である。
アラン『デカルト』p23 isbn:4622049279

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061019 のコギト談義の続き。
コメント欄で、中原さんにコメントを返しました。