松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2005-11-16から1日間の記事一覧

直ちに其の神に成る

えっと折口を読もうとしていたのに宣長まで出してきたので話が別の方向へ転回しわけがわからなくなってきたぞ。 我が国には古く、言霊の信仰があるが、(略) それよりも前に、祝詞には、其の言語を最初に発した、神の力が宿っていて、その言葉を唱える人は…

切断と現前のマジック

どんなことでも、我ながら「すらすらと平気に」どんどん出来てしまうのは幸せなことだし、そこに“ある真実”があることも疑えない。しかるに、上記折口の文章ではそのことに対し「不思議に思う」とされている。 凡庸な解釈では、行為する自己/意識する自己 …

なぜこんなに、すらすらと平気に

私は学校で、万葉の講義をしているが、時々、なぜこんなに、すらすらと平気に、講義をすることが出来るか、と不思議に思うことがある。先達諸家の恩に感謝する事は勿論であるが、此処に疑いがある。教えながら、釈きながら居る人の態度として、懐疑的である…

本居宣長とは誰か

本居宣長とは誰か (平凡社新書)作者: 子安宣邦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2005/11/01メディア: 新書 クリック: 9回この商品を含むブログ (17件) を見る祭りになっている?この本をリンクしてみよう。 義理があるので! とても分かりやすい宣長入門書で…