松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2004-02-21から1日間の記事一覧

同一性の論理に抗して

デリダ『マルクスと息子たち』という本は、デリダ『マルクスの亡霊たち』(未訳)という本への批判への応答である。言い訳であり、繰り返し丁寧に書いている。あの大デリダにしてなお、これだけ完璧に誤解されるのかという感想をもってしまう。 例えば、「デ…

松下昇

松下昇の“優先所有権”を求めることほど松下の精神からほど遠いものはない。*1 あらゆる「所有権」を超然と度外視するのではないにせよ、それについて考えてみるためには、同志よ、もう一歩が必要だ。*2「例えば、白い紙(ないしパソコンなど)を前にして何か…